素顔の清流
調査結果のまとめ

〜 2006年12月分調査結果の考察 〜

 平成18年度調査の第9回目となる12月分の調査は、12月24日(日)を基準日として行いました。調査の結果について、代表専門家を中心にワークショップで検討した「考察」を次に記しました。
 なお、個々の調査結果は各地点の調査票に示し、調査者の感想や主観的な観察記録もほぼそのまま掲載してあります。

1 パックテスト結果の考察
上流域(調査地点1〜11)
 COD値については、宮川ダム湖(乗船場)での高濃度用使用で13 mg/ℓ以上が観測されているだけで、他の観測地点では話題となるような観測値ではありませんでした。三瀬谷ダム湖では相変わらず水質に「にごり」が続いております。
他のパックテスト項目については問題となるような観測値は見受けられませんでした。

中流域(調査地点12〜26)
 COD値については、本流の1地点(地点15)で6mg/ℓ(目安値といわれる「汚染が多い」)が観測されているだけで他は話題となるような観測値ではありません。この地点15は本流でも支流西谷川との合流地点である点から考えると支流の影響が大きいかも知れません。また、この地点の観測時間が正午過ぎとのことですから、家庭からの生活雑排水の影響も考えられます。
他の調査項目については、その観測値からは話題となるような観測値ではありませんでした。

下流域(調査地点27〜50)
 COD値については、本流・支流を含めて1〜2mg/ℓが観測されている地点が、7地点、3mg/ℓが1地点であり、他の全ての観測地点では、目安値といわれる「汚染が多い」といわれる観測値であり、高濃度用(10mg/ℓ以上)が観測されております。
支流の勢田川・桧尻川・朝川では、アンモニア値について目安値といわれる「少し汚染がある」・「汚染が多い」といわれる観測値が気になりました。
他の調査項目については、問題となるような観測値は見受けられませんでした。

2 川環境関係

本流上流部 地点2の状態は11月以降安定している。夏場出ていた油膜やにごりもしばらく出ていない。地点8の濁りは、11月に5点に回復したがまた0点に悪化した。
本流中流部 地点22のにごりは相変わらずひどい。地点14、16,20の水中や岸辺のゴミ、地点17の岸辺ゴミは以前からのものがずっと残っていると思われる。
本流下流部 地点27の岸辺のゴミが先月5からいきなり0になった。「ゴミの山」とあり、大量の不法投棄があったのかも知れない。水中ゴミもずっと5であったのが3になったので心配している。地点28の岸辺のゴミは先月のものにさらに重なっており、さらに増える可能性もある。

大内山川 地点11におい、泡立ちが記録されている。それ以外の地点は良好である。
藤川 データなし
一之瀬川 地点26では水中ゴミ、岸辺ゴミで3点が続いている。その中身が月により微妙に違っており、実際にゴミが変化しているのか、目立ち方が違うだけなのか分からない。
西谷川 先月まで水中、岸辺ゴミがずっと3点であったが、今月は良好な状態である。
横輪川 データ無し
汁谷川 地点34の水中及び岸辺のゴミは先月同様3である。
勢田川流域
朝川:2地点とも水の状態は良好になったが、岸辺ゴミは相変わらず残っている。
 勢田川:地点38は、せっかく先月回復した油膜、におい、にごりがまた悪くなってしまった。特ににごりはひどい状況である。岸辺ゴミはどこも3の状態が続いている。
ほどす、桧尻川:地点41の岸辺ゴミはまた3に戻ってしまった。また地点42は、油膜、におい、にごりの3項目が0点であり、上流で行われている工事の影響なのか、それ以外の原因があるのか確認する必要がある。
五十鈴川 データなし
朝熊川 データなし
外城田川 地点31の水中ゴミは今まで3点が続いていたが今回初めて5点になった。岸辺ゴミは3点の状態が続いている。地点32の岸辺ゴミは6月以降1点のままである。
相合川 しばらくデータがなかったが、水中ゴミが6月以降5→3→0と悪化した。また、岸辺ゴミも1点と悪い状況が続いている。以前報告のあった「堤防の冷蔵庫、机、タイヤなどの大量の不法投棄」がそのままになっているのだろうか?

3 総括
 師走の多忙な時期の測定ご苦労様でした。水温も摂氏10℃前後が多く観察されております。水質については、流れが滞っているダム湖では「にごり」もあったりして水質浄化等にも問題があるように思えます。
今回は冬期とはいえ全般的にはCOD値が比較的に目安値といわれる「汚染がある」・「汚染が多い」といわれる観測値が下流域で多くあったのが気になりました。

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